2007年11月号  地球見聞録」取材中 /大内三郎

 旅には「生まれてから成年までの成長の旅」、「勉学に勤しむ旅」、「衣食住を満たした家族との旅」、「夢やロマンに満ちた旅」「人生を熟成させる見聞の旅」……、やがては「あの世への旅」がある。

 私の場合、人生は旅に等しく、種々の生活を通して夢の実現や見聞を広める色合いが強く、強弱はあれ好奇心が尽きない(最近はビール片手に……が多いが)。子供時代もそうであった。従って、感動や感謝等の人生の充実感を味わう「夢と冒険の旅」は、世界自動車旅行(※)の期間だけではなく、今も続いている。

※フォルクスワーゲン・バンをキャンピングカーに改造し、単独で約9年間、継続して6大陸の111カ国を訪問し、27万キロドライブは最長記録としてギネスブックにも掲載された。

 その昔、人類の大規範者であるキリスト教のバチカン本部の教義を覆し、死刑をも覚悟して「種の起源」等を発表したダーウィン。ビーグル号で地球一周をして見聞を広め、帰国後も休むことなく10人の子育てをしながら、現地で得た情報の分析・研究等を通して22年後にこの貴重な結論に達した。見聞や考察が世界一周だけで終わったら、これらの成果はなかったのである。

 よく冒険・探検行の直後にマスコミ等からインタビューされたり、出版する場合があるが、直後の新鮮な情報等は伝えられても、深く熟考された結論は時間がかかるものが少なくない。今、帰国直後の自分を振り返ると、「かなり甘く、今思うと赤面したい」と述懐すること再三である。

 英国の空の英雄ピーター・タウンゼント大佐は、ランドローバーでアジア等をドライブ後に『earth my friend』という本を出した。エリザベス女王の妹と強制的に離別させられ、1955年以降に旅だった悲嘆のどん底の旅だった。彼は地球ドライブの草分けなので、私のホームページのURLは彼の書名を受け継いだ。

「世界を見ないで結構」というなかれ! といえるほど魅力的な地球。

 地球わが庭! 自然わが友!

ホームページ http://homepage2.nifty.com/earthmyfriend/




↑ ケニアのナイロビのキャンプ場で。コンゴ民主共和国(旧ザイール時代)のある村でヨーロッパの自動車旅行者が20米ドルで購入。「親は食べてしまったが、子供の肉は少ないので売った方が金になる」、ということで売りつけられた、という。




↑ブラジルのサンパウロで。サッカーの神様といわれる世界のスーパースター、ペレが愛車にサインしてくれたおかげで、アフリカでオイル危機に遭遇しガソリンが買えないときなど、個人経営給油所からボツワナ政府商工大臣までがガソリンを提供してくれた。県人会が盛んなブラジルで、ペレが所属していたサントスフットボールクラブのマネージャー小野さんの父が私と同郷の茨城県出身で、「息子がペレに会いたければ会わしてやる」ということで、好運が舞い込んだ。




↑モロッコ南部の砂漠の水たまり場で。この辺はまだ文明圏で、舗装道路端での記念ショット。オリジナル写真は貸した友人に無くされ、複製をとっておいたのでこれが残った。




↑東京都北区教育委員会の課外授業(子供ひろばでの授業)で。春秋で計6回開催し、「地球ドライブ27万キロのスライドショーと地球クイズ」をやり、正解チャンピオンに金メダルを授与。ただし、毎回10名近くをチャンピオンとして顕彰しているが。親からは「その後、子供が向学心がでてきた」と好評。


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