2007年3月号  あなたの進む道は?/ うらん


 バスや電車に揺られているのと、バイクや自転車で道を走るのとで大きく違うこと、それは、自分で進んでいかないとどこにもたどり着けないということ。も ちろん、バスや電車に乗るのは自発的行為だけれど、乗ってしまえば、寝ていても曲がり角のたびに行く先を確認しなくても、乗り物は目的地に連れて行ってく れる。自分で運転するとなると、高速道路のような道や他に道が無いような地域を除き、地図と道路標識は欠かせない。

 で、その標識だが、世界にはいろいろな行き先案内がある。大草原の真ん中にぽつんと立つモンゴルの標識や、走りながらだと解析する前に通り過ぎ てしまうキリル文字の標識、私には解読不可能なアラビア文字のみの標識など。そんななか、ヨーロッパでは道も標識も整備されているので苦労は無いかといえ ば、そうでもない。オーストリアでは、街から次の街へ向かうのにすべての標識は高速道路をさしていて、下道で抜けようしても標識が無かったり、イタリアで は結構いいかげんで、指示通りに右に曲がってみるとすぐにT字路。どちらかに強制的に曲がる羽目になるのだが、そこには何の看板もない。ということもしば しば。大体8割くらいはある。が、残りはあてずっぽうに曲がってから振り向いて、対向車線の看板を確認して自分の行き先が無いことをチェックする。それも 無い場合は次の看板まで走る。

 で、やっと看板を見つけてもほっとしてはいけない。イタリアの場合、日本というか私の感覚と行き先案内の矢印が異なっていることがあるからだ。 十字路に差し掛かると、交差点の右わきの看板に←Romaと書いてある。「おっと、ここは左折か?」と思って左に曲がりかかると、左に曲がった道には →Romaとある。つまり右と左の両方に→Roma←とある場合は、直進がRomaなのである。このように右と左両方に→←となっていればわかるのだけれ ど、ひとつしかないこともあり、看板のある場所によっては←が、本当に左折のときもある。つまり←Romaは左折かもしれないし直進かもしれない。う〜ん どっちだぁ?? そして、たとえ正しい道を選んだとしても、次の交差点に案内があるとは限らない。

 「すべての道はローマに通ず」から不要?
  でも、反対向きに走ったらローマにはたどり着かないと思うのだけれど。






<<
>>

↑バックナンバーを読むには、上記の<<をクリックしてください