第6回WTN-Jお話し会 


「中国ツーリングの裏技教えます」
日程:2004年8月29日(日) 
場所:目黒区・田道ふれあい館
話し手:満州さん 

参加者:18名 
報告者:貧乏自由人


お話会の告知

 今回のWTN-Jお話し会は中国のツーリングの話が半分、中朝国境での怪しい(危ない!?)話が半分といった感じで、他では聞けない話が満載で、北朝鮮の貴重な物なども見ることができました。

 満州さんは、中国吉林省の大学に留学するも1年で退学し、日本語学校で日本語教師として勤めながら、XL125のコピーバイクを現地の人から購入し、中国東北部、北朝鮮との国境地帯を中心に走ってきた方です。

 日本周辺の国はバイクツーリングが困難な国が多いですが、中国もそのような非常に難しい国の一つです。
 中国は「ジュネーブ条約に加盟しておらず国際免許が使えない」「国内産業を守るためバイクに高率の関税をかけられる」「国民の自由な移動を好まない為政者(現状では公安のパトカーに先導された形のツーリングしか不可能)」「二輪車蔑視」という環境です。
また、「交通マナーが劣悪」「道路が劣悪」「旅行者の便宜をはかる観点が存在しない」といったことも指摘されています。
 しかし、梅雨の7月を除いては好天が多く、また地平線まで走る道を堪能できること、なによりバイクが高価なせいもあり修理屋は多いということです。
 中国では、125ccのバイクがメインで、未舗装路が多い割にはオンロードタイプのバイクの方が人気があるそうです。BMWコピーのサイドカー「長江」や「幸福号」などもありますが、125ccを超えるものは極少数のようです。

 後半は主に延辺朝鮮族自治州、図們江沿いの国境地帯の話になったのですが、かなり危ない話も多く、どこまで文章化して良いのやら・・・・・・非常に迷いました。
 満州さんは図們市の国境市場で日本のゲーム機を持ち込み、ゲームセンターを開いたという話です。
中国や北朝鮮では子供向けのビジネスが遅れているため、地元の子供や越境した北朝鮮の子供を相手に、良いサイドビジネスだったとか。
日本語教師とゲームセンターの経営をする中、北朝鮮の貴重な物品を収集したそうです。

 当時の北朝鮮の事情はすさまじいものだったようで、国から支給された軍服を売ったり、親の墓から勲章を掘り出して外国人に売ってまで、生活の足しにしようとしていた状況は想像を超えます。
比較的高い位の軍人の家でさえそうなのですから、一般家庭の状態は当然もっとひどいことになります。

図們江沿いから隠れて撮影したビデオを見せていただいたのですが、川に死体が流れていたりしました。
 
 中国での生活の終わりは、北朝鮮に嫁いだ日本人妻を救出する計画が持ち上がったところで、公安に捕まり、ゲームや機材その他全てを没収され、国外退去と5年間の入国禁止処分になったそうです。北朝鮮関係の品物を小出しに日本へ送っていなければ、帰国すら危なかったようで。


P.S 2006年に中国もカルネで走れるようになるという噂話が、WTN-Jの掲示板を中心に、ありましたが、現状ではグレーゾーンのようです。もし実現したら日本製のGN125を持ち込んで中国を起点に大陸横断したいという夢があるのですが、果たしてどうなるか・・・・・・



参加者の方々
(前列左側2名が着ているのは、北朝鮮の本物の軍服です。70年代に北朝鮮の科学者が発明したという繊維で作られていますが、質は良くない。)
  

↑北朝鮮の子供向けの本とビデオ、紙幣、勲章等
(勲章は朝鮮戦争当時の勇士に贈られた、わずか98個しかない貴重な物も)

↑お話会後の懇親会でも貴重な衣装のコスプレは続き・・・