第11回WTN-Jお話会

『あなたも行ける!? 
陸路を走ってアフリカへ』


日程: 2006 年 2 月 11 日(土)
場所:田道(でんどう)ふれあい館
話し手:“バシシ”こと石橋さん
参加者: 50 名
報告者:ヒロコ
写真:かんいち
   
 バシシさんは、初めての海外旅行でロシアからアフリカを目指しました。
  旅のきっかけを作ったのは、 1999 年〜 2002 年に“スズキ DR800S ”で世界一周をしながら、ネットで旅の様子を公開していた青山和広さんのホームページ( http://www.world-traveler.jp/ridetandem/ )を見たことだそうです。

  青山さんの旅行記に触発され、地図を見ながら「ロシアを通れば、陸路でアフリカまで行けるんだな…」と思ったバシシさんは、日本で 10 万キロも走っている“スズキ DJEBEL200 ”をパートナーとして、旅に出ることを決心。
  そして 2004 年 6 月、旅に出ることを決めてからたった1ヶ月で出発してしまうという、スマートで思慮深そうな容姿からは想像できない、ドタバタな旅立ちを向かえました。

  お話し会では、出発前の準備(VISAや予防接種など)に始まり、各国の情報をきちんとまとめて、さまざまなエピソードと共に話してくれました。そんな様子を見ると、見た目の雰囲気と同様にまじめな好青年という感じなのですが、実は、話の端々に無謀な一面が見え隠れしたりして、バシシさんの二面性を見せてもらったような気がします。

  そんなエピソードのなかでも特に印象に残ったのは、途中で一緒になったアメリカ人ライダーと一緒にモンゴルの草原を走っていた時のこと、アメリカ人ライダーのGPSを頼りに走っていて道に迷い、おかげでコンパスや太陽などを利用する大切さを知った話。
  また、中国に入ったヨーロッパ人ライダーがいたという情報を聞き、バシシさんもキルギスタンから中国国境へトライ。最初はバイクを置いて行かなくてはならないと言われるが、その後も国境職員との交渉を続け、なんと同じ場所に戻って来るという約束でバイクでの中国入国を許される。実際に8日間の中国ツーリングを果たし、何事もトライしてみないと分からないと痛感した話。

  彼は、旅をしながらさまざまな場面に出会い、いろいろなことを考えていました。そしてエチオピアに入った頃、ネットでは分からなかったアフリカの真の姿を目のあたりにし、だんだん心が旅から離れていきます。その時、彼が一番に感じたことは「自分にはもっと他にやるべき事があるのではないか…」という事。

  結局、 10 ヶ月間 43,000km に及ぶバシシさんの旅は、アフリカ大陸の最南端『アグラス岬』に到達し、終了しました。 旅の話の最後に、バシシさんは「もう旅はお腹一杯です」と言っていました。

  “旅”とは、人それぞれです。スタイルも方法も、そして感じることも…、だからこそ自分が旅を通してどう感じ、何を思うのか、それを知るためにも旅に出ることは意味のあることなのではないか、とバシシさんの話を聞きながら改めて思いました。

バシシさんの旅のホームページ  http://www.bashishi.com/

PS.お話し会当日、会場の設営や撤収をお手伝いいただいたみなさん、ありがとうございました。