第15回WTN-Jお話会

『チャンスだ定年。
オートバイ夢ひとり旅63歳』


日程: 2007 年 3月 31 日(土)
場所: 渋谷区千駄ヶ谷区民会館
話し手: 松尾清晴さん

報告者:うらん
 

 記念すべき第15回WTN-Jお話会、今回は話し手自らが会場探しや通知案内はがきを1000 枚(?)出すという積極性とその広い人脈とのおかげで、はじめての171人という大人数のお話会です。
 会場は小学校の体育館を小ぶりにしたようなそれでも二階席もある広い空間で、手話通訳者&ろうあ者参加ありという特別なものになりました。入り口で手渡されたカラー印刷の紙は2枚。松尾さんの旅についてが一問一答などで両面にぎっしりと紹介されています。
  「チャンスだ定年」のキャッチフレーズのせいか、いつものお話会にない年齢層の方々。さてさてどんなお話会になるのでしょう?

  壇上に上がった松尾さん。旅を始めから説明・・と思いきや、旅の出発地点のオランダで いきなり、ビスケット強盗にあってしまうトラブルを紹介。そこでびっくりして帰らないところが、その後の今現在も進行形の世界ツーリングのミソのような気がします。
  その後 も4年9ヶ月82カ国25万キロの旅を写真で次々に紹介。ときには松尾さんの素敵な佐賀弁 (本人いわくフランス語!?)を交えながら色々なエピソードが出てきます。その間に 「予算はどうした?」だの「言葉はどうした?」だの松尾流旅の実践術が紹介されます。

 言葉が通じなくても絵は万国共通。鶏が産んだ卵を煮立った鍋に入れている絵は鶏の足が モモ肉の絵になっていて「卵」「ゆで卵」のほかに「とりモモ肉」まで説明できる優れもの。それをもってレストランに行き駄目押しでする鶏の鳴き声。松尾さんのジェスチャーも習った手話を取り入れていてわかりやすく、そして愛嬌のある絵との相乗効果で相手の警戒感を一気に下げる効果があるそうです。

  でも、ジェスチャーのし様がなさそうな出入国ではどうしたの?そんな疑問もわきますが、そこで使う手はなんとローマ字で「すみません、わかりません。よろしくおねがいします。まったくわかりません。」と入国用紙に書いて係員に出すという手段。すべての国境がこれでうまくいくとは信じがたいのですが、確かに入国カードに英語すら記載のないときは英語だけがわかっていたってお手上げです。で、これで入国できたっていうのだから、びっくりです。

  ただ、別の人がいきなり同じコトをして同じように入国できたりするか、というとその限 りではないでしょう。松尾さんの人柄と相手への熱意があってこそ。松尾さんの言葉「始めに人を100%信頼してしまうとよい」という言葉も同じで、人の善意を引き出す魅力を持つ松尾さんだからこそいえる言葉だとおもいました。 「チャンスだ定年」で旅立つ方々へ、どうぞ、それぞれの魅力をフルに使って素敵な旅へ出発してください。そして松尾さん、残るアフリカ大陸を楽しんで、帰国したら、また楽しいお話をしてください。