第24回WTN-Jお話会

『義足・バイク・旅・そして世界一周・オマケに離婚・・・』

日時: 2009年6月27日(土)17時〜19時
場所: 栃木県那須塩原市 黒磯駅前商店街・駅活ひろば 「カワッタ家」
話し手: 「タカハシさんのキャンプ」の、タカハシさん
参加者: 27名
報告者: もんがぁ〜さとみ
写真: 古山隆行
 

 今回は話し手のタカハシさんのセッティングで、商店街の中にある無料休憩所を利用した会場という、いつもとはちょっと違った雰囲気で開催されたお話会だった。
 
 約3年間の世界一周の旅を約2時間半にまとめてくれ、冒頭は足の病気のことから始まった。病気で足の切断というのは中学生には堪え難い辛い体験だろうに、でも義足になったおかげで自転車に乗れるようになり、そして、原付、小型バイクとステップアップ。ついにはバイクで日本一周までサラリとしてしまうところに、タカハシさんの内に秘めたるパワーを感じさせられた。 

 世界一周は妻(注:旅の途中で離婚するも、旅のパートナーとして旅は続行)に強引に引っ張られていつのまにか(本人曰く、元々はバックパッカーで興味のある陶芸の修行もしつつ、という計画を抱いていたとのこと)、だったそうだが、その彼女のおかげで、日本では決して体験できないことをしてきたから、結局はよかったんじゃないの、タカハシさん! こうして黒磯の会場でみんなに語ることもいっぱいできたし!!

 美しい景色ベスト3に入るノルウェー、深砂でもルートを外れると地雷の危険がある西サハラルート、洗面器で食べたアフリカのご飯、丸木橋や泥道で超悪路のザイール、日本語で会話が弾んだパキスタン、半年過ごしたオーストラリアのメルボルンでは英会話の勉強と陶芸を、南米では日本人ライダーに多く出会った…、などなど様々なエピソードが語られる中、『虫』の話がキョーレツだった。マラリアの治療薬の副作用で1週間ジンマシンで苦しんだり、テントの下にアリがビッシリだったり、タラコのような虫の卵が皮膚の下に産みつけられていたためナイフで切開したり、など。極めつけのヤツはマラウィ湖で知らぬ間に取り付かれた住血吸虫。何ミクロンという極小サイズのヤツが毛穴から入り、驚きの本能で膀胱に移動…。この治療は、もんのすごく痛かったそうだ。なにせ、おしっこの出るところから治療をするもんで。彼の臨場感ある語りに、その痛さをリアルに想像してしまった私である。
 
 帰国後、その住血吸虫の治療で約半年苦しんだ後は、石川県で焼き物の仕事をし、次に那須に引っ越し、そしてこの春からはこの黒磯に引っ越し、駅前商店街活性化委員会のメンバーとなったタカハシさん。最後は、足元(黒磯)からの活動によって黒磯から栃木、そして日本、さらには世界が良くなるといいですね、という締めくくりだった。
 
 そして、商店街の理解を得て、この日は特別にこの会場がそのまま二次会会場に変身し、寝袋&マット持参の参加者は畳の間で無料宿泊もOK、とのことで、タカハシさんを囲んで引き続き参加者との交流が明け方まで行われたのであった。
 
 翌日私は、帰宅を急がない何人かのメンバーと黒磯商店街をブラブラ散歩。できたての大福を味わったり、栃木や地元黒磯のお菓子のお土産を買ったり、昼は老舗の店でおいしいそばを食べたり、と微々たるものながら、WTN−Jお話会の開催に協力してくださった商店街の発展にも協力させていただいたぞよん。
 お話会の内容もよかった上に、黒磯観光もでき、なかなか充実した2日間であった。

★お話会の告知用にタカハシさん自身が書いてくれた『チョットだけプロフ』★

 生まれつきの骨の病気で、中学生まで病院暮らし。おかげで看護婦さんを見ると甘えたくなる・・・。
 14歳で左足を切断。19歳で初めてチャリンコの特訓。翌年原付免許を取る。
 1992年6月。チョットだけ海外を走って見ようと、冗談半分マジ半分で海外ツーリングに出る。 バイクは、ホンダCT110ハンターカブ。夫婦で旅立つが、途中で離婚。ところが、そのままカップルで世界一周・・・。55カ国。10万kmを走って、1995年6月帰国。1997年より「タカハシさんのキャンプ」主宰。旅立つ人・帰って来た人・人生を模索する人・その他いろいろ集めては酒を飲ませて洗脳する悪い人。わたしは今日も酔っている・・・。
 今春から旧黒磯市に拠点を移し、黒磯駅前商店街の活性化から真の世界平和を夢見る妄想家。

黒磯駅前商店街・駅活ひろば 「カワッタ家」
   
二次会は深夜まで続きました