第41回WTN-Jお話会

ユーラシア大陸横断バイクツーリング

話し手: 藤本和憲さん(26才)
日時: 2012年12月15日(土) 午後
場所: 江戸川区長島桑川コミュニティ会館
 住所:東京都江戸川区東葛西5丁目31番18号
レポート&写真 古山隆行
参加者: 約○○名

 今回は愛知県からお話会のために関東まで来てくれた藤本さんが話し手で、ホンダVツインマグナで2010年6月から半年かけてユーラシア大陸を走ってきた話です。 
 藤本さんは、高校生まで普通の生徒だったけど、大学で通学用にとバイクを買いました。そのバイクが今回ユーラシア横断で使ったバイクです。バイクを手に入れたことをきっかけにツーリングを始めて、その中で人とのつながりの良さをより感じたそうです。大学院ではギリシャに留学。海外って楽しそうに感じ、そして2011年にWTN−J秋キャンプで海外ツーリング経験者の話を聞いて、自分も海外ツーリングに行けるんじゃないかと実感し、大学院を中退してしまいました。いやいやWTN−Jが前途ある優秀な人材の将来を誤らせてしまったかとちょっと冷や汗。実際には休学といってもいいのだけど、学校の手続き上、中退になったそうです。海外ツーリングから帰ってから再入学したと話したの
を聞いて、ホットしました。
 海外のいろんな国に行ってみたい。社会人になる前にいろんな経験を積みたい、そんな気持ちから海外に出たくなったそうです。ホントに自分が海外を走ることができるのか、周りはみんな就職していくのに、自分の将来は大丈夫なのか、といった不安はあったそうです。
 いよいよ海外ツーリングスタート。お金が無いので、GPSは持たず、地図頼りで北海道からサハリンに渡った時、右も左もわからない、フェリーから一緒だったイスラエル人ライダーのアダムがGPSを持っていたので、大丈夫と思いきや、地図データがなく、やっぱり迷う、でも現地人ライダーが案内してくれて、なんとかなってしまいました。サハリンから大陸へ渡るフェリーも同行していたロシア人ライダーグループのおかげで無事に間宮海峡を渡れました。ロシアでフロントブレーキホースが切れた時も、知り合いになったロシア人のネットワークのおかげで修理できてしまった。藤本さんの話からは、心配、不安はあっても、それが行かないという理由にはならない。旅に出て、現地に飛び込めば、そして、人
のネットワークにつながることができれば、トラブルがあっても解決できる、そんなことを話してくれたと思います。
 ヨーロッパでモンサンミッシェル、パリの凱旋門、その前に立った時、バイクでユーラシア大陸を走って来て到着したことに感動したそうです。これは、言葉では表現しきれないけど、バイク乗りでちょっとでもそんな経験をした人には同感できると思います。つくづく、藤本さんの話は20代、いや10代に聞かせたかった。
 最後に、本当の旅の目的を話してくれました。それは、「自分は将来モノづくりに携わりたい、そのために海外で日本の製品がどのように使われているか知る必要がある」と思っていて、そのために現地の中に入りたい、その時にバイクツーリングが最適だった、海外に行くのが目的ではなく、将来の自分のため、経験を積むために行きたかったのが本当の目的だったそうです。
 旅から帰った藤本さんは、現在とある日本のメーカーに就職を果たし、日本の製品を広く世界中の人々に使って欲しいという夢を実現する途上にあります。